2012年7月29日日曜日

(雑記)コミュニケーションについて

最近はあまり時間がないので雑記ばかりの投稿になっています。何の役にも立っていませんね...。うーんこれからどうするか...。

今日はふと思った「コミュニケーション」について書いていこうと思います。


現在、社会ではコミュニケーションスキルが重要視されています。企業の求める能力の上位に必ずコミュニケーション能力が挙げられておりますし、インターネット上でも様々なコミュニケーションツールが提供されており、Facebook,twitterなど様々なツールが多くの人に利用されております。
ただ、一つ疑問なのが、そもそも我々は本当の意味でのコミュニケーションスキルを持っているのかということです。

我々は普段、他人と会話します。しかし、その多くが「同調」か「決裂」のどちらかであることが多いように思います。和を尊む日本人としてこれが歴史的に見て当たり前のことかもしれません。しかし、これが真のコミュニケーションと言えるのか疑問に思います。

和を尊むということは争いを少なくするというメリットがあります。しかしながら、自分の意見をアウトプットするという面では足かせとなります。相手に配慮して思ったことが言えないからです。このような状態ではまともな議論などなりたちません。事実、テレビやネット上での議論、討論番組を見てもそのほとんどが、権力者や専門家、声の大きい人間にただただ同調しているか、決裂してるかのどちらかです。少なくとも冷静な意見のぶつかり合い・交換・化学反応しているようには見えません。
これもまた一種のコミュニケーションだと言えばそうだと思います。しかし、これをコミュニケーションというには不完全ではないかと思います。考え方の違う者を尊重するということに欠けているからです。違いを尊重できるようになって初めて、完全なコミュニケーションといえるのではないかと私は思います。

私は真の意味でのコミュニケーションスキルを身につけるためには何度も議論を行い、訓練することが重要だと思っています。ただ、現実はそのような場はほとんど設けられることはありませんし、先輩、後輩などの独特な関係も存在しているので中々うまくいきません。周りの人に議論をけしかけてみようものなら、多くの場合、きっとあなたは変人扱いを受けるでしょう。残念ながら議論場は日本にはほとんど存在しませんし、その場を設けることも難しいのです。
我々はそういった意見をぶつけ合う訓練をせずに大人になっていくものですから、いつしかコミュニケーションとは周りのとりまきとうまく同調してやっていくことのように錯覚してしまいがちです。しかし、やはりこれは不完全だと思うのです。

Facebookやtwitterなどのツールは確かにコミュニケーションの場を広げてはくれます。しかし、残念ながら利用者のコミュニケーションスキルについては保証してくれません。コミュニケーションスキルを向上させるツールかどうかもわかりません。同調に慣れきった者同士が利用している以上、同調能力を向上させるツールにしかならないのかもしれません。

この辺りの問題を解決するツールを開発すると日本人のコミュニケーション能力は飛躍的に伸びていくのかもしれません...。(甘いか...)

とりあえず長くなってきたのでこの辺りで。